辞めたいと言う新入社員を全力で応援する

日々仕事をしているとスタッフからいろんな話を聞くし、いろんな言葉が飛び交う。

 

誰それが自己中すぎて無理。今日忙しすぎて無理。暇すぎてしんどい。眠い。疲れた。まだこんな時間。帰りたい。飲み過ぎた。結婚して仕事辞めたい。などなど。

 

わたしは受付ということもあり、アシスタントたちの集まりやすい場所にいて愚痴をこぼしても差し支えない立場なため、彼らの本音をよく耳にする。そして最近は季節の変わり目ということもあってみんな気持ちが滅入っているのか、ネガティブな話題が多い。しかしそれとは別に、誰しも潜在的、または顕在的に思っていることなのだろう。

 

しかし、だからといって現場で喋っていいことではない。わたしだって毎秒辞職するシミュレーションをしたり、こういう状況になったらこう退職を申し出ようなどと考えているが、それを職場で話したことはない。あくまで自分の頭の中でだけで完結させている。

 

新入社員が疲弊している

仕事で失敗して落ち込んでいる新入社員がいて、わたしにその話をしてくれたので聞いていると、その子は退職を考えているとのことだった。

 

違う店舗の同期は同じくらい忙しいスケジュールではあるが楽しそうなのに、自分は相性の良くない先輩にあたって辛い。教育とか営業後の勉強会などに毎日追われ、通勤中居眠り運転しそうになる。そう漏らしていた。

 

辞めるのを止める理由がなかった

新入社員は先輩を選べないし、会社の風土と本人の相性もあるし、親御さんも納得していて、何より命に支障をきたす恐れがあるのなら辞めた方がいい。仕事に殺されるなんてかわいそうで仕方ない。

 

このときばかりはその子の愚痴を時間いっぱい聞いて、仕事に戻った。「辞めたい」の重みが今まで聞いていたそれとまったく違って、わたしがそれを反対する理由なんてない。

 

先輩はもちろん、上司である店長もその子の悩みを知らない。そんなことを考えているなんて思いもよらないのか、気付いていながら本人の意思に任せているのか。

 

上司からは「チーム一丸となって目標達成に向けて頑張りましょう」とか「先輩は後輩のサポートをしましょう」といった薄っぺらい話しか出てこないし、幹部は数字をとるための経営目線でしか物事を判断していない。不安だらけな新入社員の心の機微を、誰も注視できていないのが現状である。新入社員のことは先輩が見るからそれ以上の立場の人間はノータッチで、そういった人間関係は店舗内のことだから幹部はノータッチ。

 

なにも珍しくない、よくある話だ。でも、このように現場がなにも噛み合っていなくて、本質的なところが空洞で気持ち悪い。だからわたしはこの会社を早く辞めたいのだろうな、と思ったのである。

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