会社が陽キャを求めてくる

わたしは自分が陰キャであることを自覚している。そしてそれが個性だと思っているし、幼い頃からの付き合いなので分かつことはできないと思っている。

そして陰キャなのと連絡無精のため、友人の数も少ない。厳選しているというと聞こえはあれだけれど、ただ単に一人が好きなのと必要性を感じないのもある。

 

そんなわたしに、会社は

 

「ほっといてちゃんの家族や友人をうちのお店に紹介してください☆」

 

と100人分の記入リストを渡してきた。

 

この会社、もう辞めてやろうかと一瞬だけ本気で思った。

 

そもそも、わたしはこの手のことが大嫌いである。仲がよかったり身内であれば顧客に繋がる可能性が高いのも、そこからまた枝分かれして周知されるので顧客獲得の幅が広がるのはわかる。

 

しかし、わたしは働いている姿を知り合いに見られたくない。なぜなら陰キャだから。

 

前職の販売でも現在の受付でも、わたしはロボットのように笑顔で仕事をしている。それができない人もいるが、わたしは唯一それができることが取り柄なのである。そしてそれは、陰の性質が色濃い本当のわたしを知っている人がいないからこそできる芸当なのである。

 

陽であるほど大衆に受け入れられやすいのは知っている。人も虫も、自然と光に吸い寄せられていくものだから。しかし、会社の求めてくるものと自分が今持っているものとにギャップを感じざるをえなかった。

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