退職まで心が転げ落ちたときの話

わたしはアパレル系メーカーの元販売員です。アパレル系、と濁しているのは取り扱っているのが洋服ではないものの、分類的にはアパレルにくくられるからです。

 

目次

 

退職に至った理由

給料が安かったからです。

同年代と比べて給料が少ないことはわかっていましたが、わたしは物欲もあまりない上に実家に住んでいたこともあり、そんなに気にしていませんでした。しかし20代も後半になり、一人暮らしを始め、当時結婚を意識する相手がいたこともあり疑念を抱き始めました。

もっと稼げれば、結婚しても離婚しても一人で苦労しないのではないか? と。

仕事内容、人間関係に不満は特にありませんでした。さすがに5年やっていたら自分の仕事のやり方ができてくるし、それをただこなしていけばよかったからです。

 

基本給が2年間上がらない

本来年1回ある昇給が、入社3年目でストップしました。会社の業績不振によるものです。

じゃあ昇給以外にどうやって副業禁止のこの会社で給料を上げるか。何個か方法はあるのですが、近年の業績と現実的な面から見ると、地区マネージャーになるしかありませんでした。

 

キャリアアップしたとしても、仕事量に見合った給料がもらえない

現職の地区マネージャーは日々車で県をまたいで担当地区を訪問し、わたしたち販売員のスケジュールを管理し、本社の上司とのやりとりなど多くの仕事を抱えていました。当然ですが、わたしたちより圧倒的に仕事量も責任もあります。

しかしその役職手当もせいぜい1万円ほど。正直なところ、割に合わなすぎて絶対にやりたくないです。

自慢ではないのですが、わたしは現職のマネージャーから次期マネージャーを期待されていました。わたしは決して仕事ができる方ではありませんが、くせの強い販売員が多い環境で荒波を立てずにやり過ごせるコミュニケーション力を買われたのだと思います。マネージャーは絶対に嫌でしたけど。

 

ガツガツ売り込みたくなかった

その人それぞれの販売スタイルがあるかと思います。

わたしは売り場に人が入ってくるのが苦痛なレベルでアプローチが嫌いだったので、基本的には目的を持って来店されたのだとわかる方や、自分から話しかけてくる方をメインに接客していました。

 

www.hottoitechan.net

 

しかし、そういう受け身のスタイルで売上を伸ばすのは難しいです。わたしは単価を上げるのが得意だったのでそれでカバーしましたが、やはりどんどんアプローチをかけて自分のペースに相手を巻き込むタイプの人の方が売ります。売上上位の店舗には必ずその手のスタッフがいます。

数字の上がるやり方を知っていても、わたしはそれをやりませんでした。だってそのやり方が好きじゃなかったから。そもそもアプローチが条件反射で嫌なのに、自分に無理をさせてまでやる意味がわからない。

でもわたしのやり方で会社の組んできた売上予算を達成するのは難しく、どんどん自信がなくなっていきました。数字を上げるにはわたしは心が拒否することをしなくてはならなくて、売上がよくてもわたしの毎月の給料にはまったく反映されない。こういった不満から、販売の仕事を離れたいと思うことが増えていきました。

 

辞めようと心に決めた途端、労働意欲の一切を失った

この仕事を続けてキャリアアップしたいと思えないし、したとしても満足できる給与アップが期待できない。 このままズルズル続けると上司からの空回った期待と会社への不満ばかりが増え、わたしにメリットがないことに気付きました。

そして、やる気と比例して売上も落ちていきました。

辞めるとはいえさすがに申し訳ないから少しは頑張ろうかな~とも思いましたが、その月の給与明細を見てやっぱり無理だと思ったのです。わたしの中で完全に退職の意思が固まりました。

 

仕事に対する精神的な逃げ道を作っておいてよかった

苦手じゃないからやっていたけど、この仕事をしたくてしているわけじゃないから心の逃げ道はいくらでも作れました。

 

好きじゃないから仕事が楽しくなくて当たり前。

同じ仕事でも給料のいいところは他にたくさんある。

他の働き方だっていくらでもある。

わたしはきっと、もっとお金を稼ぐ能力があるはずだ。

 

甘い考えですが、全部本音です。これらのことが常に頭にあったので、気負わずまったりと退職に至れたのだと思います。

今思えば、この仕事に誇りを持っていたり、好きでやっている人に対して失礼だな~と思います。でも携わった先輩や上司、取引先の方々、お客様に対しては責任を持ち、誠実に仕事をしてきたつもりです。

 

現在転職活動中ですが、これらのことを踏まえて次に臨みたいですね。

 

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